上の子の立ち合い出産、もしできるならどうする?

いつかの晩ご飯、こんな会話がありました。

母「来月にはもう赤ちゃん産まれるんやな~楽しみやな~」

次男「僕赤ちゃん産まれるところ見たいな~見れる?」

長男「僕も見たい。お母さん痛いんやろ?応援するわ。あとカメラ担当するわ!」

長女「あたしも赤ちゃん産まれるところ見たい!お股から産まれてくるんだよ。頑張れ頑張れっていうんだよ。赤ちゃんはおぎゃーって泣くの。裸んぼなんだよ。」

次女「はーちゃんも~」(多分よくわかってない人)

上の子の立ち合い出産か~あんまり考えてなかったな~と思った私。

60年以上前では自宅出産が多く、子どもの人数も多かったので上の子が出産を見る、というのは自然な流れでした。「お隣さんが産気づいたらしい」とか、「産婆さん呼んできて~!」とバタバタする大人を見たり、そして赤ちゃんが産まれてみんなでお祭り騒ぎになる。子どもたちが赤ちゃんってどうやって産まれるの?と聞くことは少ななかったんじゃないかと思います。昔は自然と知ることができたのです。

しかし今では立ち合い出産はとてもレア。病院やクリニックでは上の子の立ち合い出産ができるところはほとんどないと思います。私の以前の職場でも、夫や実母など大人は立ち合いOKでしたが子どもの立ち合いは認めていませんでした。さらにコロナ以降、立ち合い出産禁止、面会禁止の状況になりました。昔と比べると、出産がどんどん遠い存在になっているように感じます。出産時に専門のスタッフがいるのは非常に心強いですが、今まで妊娠経過をともに楽しみにしていた家族がいないのは寂しく感じます。

上の子の立ち合い出産ができるのは今の時代は助産院か自宅出産くらいでしょうか。あるいは、フリースタイル分娩を取り入れている一部の病院やクリニックでは可能かもしれません。助産院についても、コロナ禍では夫のみ立ち合い可など制限していた場所もあるようです。

話は戻りまして、我が家は上の子たちが立ち合い出産をしたことがありません。立ち合い出産がイヤなわけでなく、ご縁がなかったんだと思います。

2人目以降から説明すると、2人目の子が産気づいたのが夜中の2時でした。1月の寒い時期に、当時2歳前の上の子を起こすのも忍びなく、上の子をそのまま見てくれる家族がいたため私と主人でお産に臨みました。

3人目のときは主人が県外に単身赴任中で不在。明け方破水し寝ている上の子たちを家族に任せて出産に臨みました。上の子たちは保育園に登園し無事出産しました。この時は主人もおらず、上の子の立ち合いは最初から考えていませんでした。

4人目はコロナ禍での病院出産で、上の子の立ち合いは不可でした。

というようにあまりご縁がなかったのと、夜中でも子どもを起こして絶対家族みんなで出産したいんだ!という気持ちもありませんでした。そして何よりサポートしてくれる家族がいてくれたから夜中に子どもたちを起こさず安心して出産に臨むことが出来ました。ありがたかったです(^^)

上の子の立ち合い出産の場面に何度かご一緒したことがありますが、1歳になるかどうかの小さな子から、中学生まで様々でした。お産中でも小さな子どもたちは実に自然に遊んでいますが、いつもと様子が違うお母さんが気になりちらちら見ています。産まれる少し前くらいになると何かを感じ取ったかのようにお母さんが気になり始める子が多い印象です。そして赤ちゃんが産まれたときの反応も様々。すぐに「赤ちゃん産まれたね!かわいい~!」と大喜びする子もいれば、しばらくは唖然、呆然としながらもじーっと赤ちゃんを眺めている子もいます。しばらくすると状況がわかるのかお母さんやお父さんに話かけながら赤ちゃんに優しく触れたりします。

この子たちそれぞれが出産をどんなふうに感じ、捉えたんだろうと私はいつも考えます。言葉にはできないことなのかもしれないと思うのです。

うちの長男、次男はできる限り立ち合いたいと思ってくれているようですが、どうなるでしょう。下の子を夜中にわざわざ起こすのもなあと思う反面、出産ってそうそう立ち会えるものではありませんもんね。少なくとも上の子たちの記憶にはしっかり残るだろうと思います。

まだ少し時間があるので、上の子たちと相談しながら準備していきたいと思います☺

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